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山暮しには欠かせない のお話。


私は軽度な山暮しから始めて15年ですが、今の土地が5カ所目になります。

理想の土地を見つける為、北は軽井沢、南は鹿児島まで足を運び数々の山暮らし物件を見てきました。


その経験の中で見てきた、の特徴を私の経験の範囲でご紹介します。

例外もあるかと思いますので参考程度に留めて下さい。


山暮しにおける水源は 湧水 が主と思います。


山暮しの中では 湧水 が最高峰と言って差し支えないでしょう。

生活用水においては浄水の必要はありませんし、山暮しとしては申し分のない最高に贅沢な環境です。

探している方も多くいらっしゃるでしょうが、簡単には手に入りません。

競争率も然ることながら、値段が高く、その土地が本当に良い土地かはまた別問題です。

そして 湧水 とは土地内から湧いているわけですが、

一般的な源泉の水量は決して多くはありませんので、降雨量、降雪量により水量が変化しやすい難点があります。土地によっては1年の中で枯渇する時季があるかもしれません。





山間部にある は主に生活や農業に利用されている場合が多く、先人たちの経験から水不足に困らないよう貯水池として作られています。

天然池は不明ですが、貯水池は水量の面では低リスクだと思います。

魚がいたり、海老がいたりと楽しめる要素も多いですが、事故には十分に注意する必要があります。





は山間部でよくみられる上流の小さな  (小川)のお話をします。

の多くは、先人たちが生活や農業に長年利用してきた歴史がある為、水量は安定している傾向にありますが、大雨や台風による影響が考えられますので、 のそばに住むならば地形や植物の様子をよく観察し、可能ならば1年は様子を見てから建築することをお勧めします。

もしくは予め建物と十分に距離をとる方が賢明です。

私自身、川の最上流に移住した際、台風に見舞われ不安な思いをした経験があります。


は共有物という考えになりますので、土地内に含まれていることは殆どありません。

もし、土地に含まれていた場合はいわゆる "沢" です。

  は土地内、もしくは土地の上から湧きだした水と、雨水の流れ道です。

場所によっては豊富な水量が流れていることもあり、湧水とほぼ同じ綺麗な水と考えて良いと思います。

しかし、過去に使われた経緯の無い、歴史の浅い  は、水量が少ないか、比較的新しい水源と考えられる為、1年の中で枯渇する時季があるかもしれません。





 も も同様ですが農業用水や生活排水が入る場合があります。

もしそのような場合、そのままでの使用に抵抗がある方は簡単な浄水システムを検討すると良いと思います。


私は以前に、農業用水の入る を生活用水として利用していたことがあります。

その際は、下水道処理などにも使用される凝集剤を使用して、生活用水を確保していました。

納豆の成分を使用した安全な粉で、一般的な水道代よりも安く維持できていました。

簡易な「ろ過装置」を作ってもいいですし、市販品もあります。


自身で水の浄水方法を確立すると、あらゆる が使えるようになりますので、山暮らしにおいても土地の選択肢が圧倒的に広がりますし、様々な有事にも対応できる強さも身につきます。


どの水源を選ぶかは、ご自身の方針と予算で決定されるものと思いますが、

今や、技術の進歩により、どのような でも利用することは可能です。


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そして最後の選択肢としてお勧めしたいのは 雨水 です。

 雨水 は土地を選ばず誰もが使える 水源 と言っていいと思います。





欧米では電気・ガス・水道において自立したライフスタイルが一部の人々に定着しています。

欧米で実践されているこのような暮らしでは 雨水 の利用は最も有力な選択肢のひとつで、水源が無い場所で暮らす取り組みは既に始まっています。


これからの山暮しは高額な 有り物件に限らず、雨水 の集水設備や、貯水池作りに予算を割くのも選択肢のひとつかもしれません。


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どの水源で暮らす場合も、自立するうえで重要なことは常に備えることと思います。

貯水タンクや貯水池を作り、が不足した場合に常に備えるべきです。


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飲料水には必ず浄水器を使用しましょう。

様々な浄水器があり、一般的な水道代程度で十分に維持できます。





思い描く理想の土地は誰しもあると思います。

しかし、多くの場合、その土地が自身にとって最高の土地とは限りません。


私自身、思い描いていた理想の土地に出会うまでに10年以上を費やしました。

でも、そこは住みたい土地ではなかったことに気付き、半年でその土地を離れました。

その時、間に合わせに買った土地がまさかの理想の土地でした。


住んでみなければ、その土地の良いところも悪いところもわからないのです。

ただ理想の土地を待っているだけでは、情熱は徐々に薄れていきます。





「山暮しに魅力を感じるならば、まずは住んでみること」をお勧めします。




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